会長ご挨拶

1988年に幡谷先生によって設立された本会は、護蹄の分野で削蹄師・獣医師が協同しつつ、小川先生、田口先生に引き継がれてきました。そして2019年3月、反芻動物の国際蹄病学会が日本で開催されました。その時、思っても見ない田口先生のご病気ではありましたが、それでも立ち向かって行こうとされる姿を見て、護蹄研究会員各位が一致団結して何とか国際学会を成立させることができました。間もなく(8月1~5日)アメリカで次回大会が1年延期の後開催される運びの今、遠い昔のような、また一方でつい昨日のような、不思議な心境に至ります。

さて、歴代の誰もが世に知れ渡るご業績をお持ちの代表各位からして、まったく見劣りする私ですが、若い世代にバトンタッチするための中継ぎの役目を果たそうと、この任を負うことにしました(2021年8月、理事会選挙済:総会未承認)。

皆様の地域、所属団体、会社、もちろん個人の方もこの護蹄研究会に参加可能です。対面の研究発表会はなかなか開催できずにいますが、そんな中でも情報交換など交流するために必要と考え、会長を引き受ける際、本会の公式ホームページの開設を目標の一つに掲げました。若干遅くなったことは不徳の致すところではございますが、この度開設できる運びとなりました。今後最新情報やお知らせ等。削蹄師・獣医師・国の内外を問わず、農家の牛の蹄を護るための情報を発信し、皆様に愛されるHPにしたいと考えております。

皆様からのご投稿、研究報告などは随時受け付け、担当者と検討の上掲載する運びとなります。まずはお問い合わせのコーナーからお申し込みください。
また、賛助会員も随時受け付けております。会則第9条3にあります通り、年会費20,000円にて賛助会員のコーナーにご芳名・ロゴ・URLを掲載いたします。そして、対面の大会開催の折には無償でブースを開設していただけます。本会へのご理解を賜り、かつご活動の場としてもご利用くださいますようお願いいたします。まずはお問い合わせのコーナーからお申し出くださいませ。

一つ皆様にお伝えすることがございます。このHPの随所に「Kura」と書かれたイラスト(ちょっと力が抜けた感じの牛など)がありますが、これは福岡在住の蔵前りつ子さんの描かれたものです。薬院という街で「ポルテーニョ」という名のアルゼンチン料理屋をやりながら創作活動をされています。私の壱岐時代(2011~2018)の産物です。たまに入れ替えますのでお楽しみください。

今後対面の研究発表会も予定します。その際はまたよろしくお願いいたします。

護蹄研究会 会長
阿部 紀次
(株式会社トータルハードマネージメントサービス)